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スタッフブログ

エアコンと高気密高断熱

新年明けましておめでとうございます。営業部の村谷です。

年始は雪が積もり寒い日が続きましたが、皆様のご家庭ではどのような暖房機器を使ってお部屋を暖めているのでしょうか。

おそらく、皆様が使われている冷暖房機器で一番使用頻度が多い機器は「エアコン」ではないかと思います。
エアコンは空調の4大要素である「冷房・暖房・除湿・加湿」のうち加湿以外の3要素を担う多機能製品です。
しかし、このように便利なエアコンですが「風が嫌い」「乾燥する」とエアコンを嫌がる方も少なからずいらっしゃいます。
今回のブログでは従来の住まいと比較をしながら「エアコンと高気密高断熱」の関係についてお話をしたいと思います。

さて、今のお住まいで実感されている方もいらっしゃると思いますが、従来の気密性・断熱性の高くない住まいはエアコンをつけてもなかなか暖かさを体感できません。
それだけではなく暖かい部屋を維持するために必要以上のエネルギーを使用しているのです。
特に寒い日やつけ始めなどは早く暖めるために温度を上げ、風量を多くします。すると強い風にあたり続ける環境となり不快感を覚える原因となるのです。また、エアコンから出る温風は約50度と低い上にとても軽く、床面に届く前に天井へと上がっていきます。

温風を吹き出すタイプの暖房機器は暖かい空気が体に触れることで暖かさを感じます。
左図のように高い位置から吹き出しすぐに暖かい空気が天井へ昇るエアコンは、床置き型の暖房機器に比べると身体全体で暖かさを感じにくい機器であると言えます。
これを改善するためには、床面まで温風を届ける必要がでてきます。その結果、フラップを真下に向け床に叩きつけるような風を送る暖房の仕方をすることでエアコンの風が一層不快に感じる原因となるのではないでしょうか。

 


 
気密性が高くない住まいで起きている現象があります。
暖房機器によって暖められた空気は天井付近へと昇り留まりますが、気密性が高くない場合は壁や天井にある隙間から上階・屋外へと逃げてしまいます。
結果として逃げた暖かい空気の分だけ、階下・屋外の冷たい空気が床面の隙間から引き込まれ、床が冷やされることで室内で感じる体感温度が下がるという悪循環が起きているのです。



 

次に冬場の大敵である乾燥についてですが、こちらはエアコンに限らずどのような暖房機器で暖房をしたとしても乾燥は起こってしまいます。
左図に温度と湿度の図解を用意したのでご覧ください。このように室温が低い時は50%の湿度があるにもかかわらず、室温が25度まで上がると湿度は20%まで下がってしまうのです。
しかし、他の暖房機器と比べるとやはり乾燥すると感じる方がいらっしゃるはずです。
その理由は、エアコンの風が乾燥していることに原因があります。
前述の仕組みの通り、エアコン自体も室内の冷たい空気を暖めて吹き出しているため、乾燥した風になってしまうのです。この乾燥した風に当たることで身体の表面の水分は奪われ他の暖房機器に比べ乾燥を感じる原因となっているのです。


 
以上の事が原因で「エアコン嫌い」になってしまうのではないでしょうか。
この問題を解決する糸口となるのが「高気密高断熱」の住宅です。
まず、気密性の高さは上階・屋外に暖かい空気を逃しません。さらに断熱性の高さが保温効果をカバーします。従って通常の生活の中では就寝中の数時間、日中家を空ける半日くらいでは家の中が冷え切ることはほとんどありません。
そのため、朝の起床時や帰宅時にはほんのりと暖かさが残っている状態から暖房運転を開始することとなります。
エアコンの風量は抑えられ不快な風は軽減されます。エアコンの風に当たることが少なくなることで乾燥も最低限に抑えられます。
さらに高い気密性断熱性は少ないエネルギーで室内の温度を維持できるため、光熱費も安くなり省エネとなります。
しかしながら、暖房機器を使用する際の室温上昇による乾燥は軽減しにくいものです。ですから、乾燥を感じる場合には加湿器のご使用をお勧めいたします。

今回は大変長い内容となりましたが、最後までご覧いただきましてありがとうございます。
エアコンは省エネ性が高く、多機能で便利な空調機器です。このブログを機にエアコンと高気密高断熱の住まいに興味を持っていただけたら幸いです。