石川県立美術館広坂別館

2015年11月、美術館広坂別館改修工事(建築)が無事完工しました。元は、大正時代に陸軍官舎として建てられた建物で、老朽化対策や耐震性向上のため改修しました。

加賀藩の筆頭家老本多氏の上屋敷があった地に、大正11年、陸軍第9師団の師団長官舎として建てられ、戦後は米軍将校の官舎、金沢家庭裁判所、石川県児童会館、野鳥園、休憩館などに使用されてきました。

今回の改修工事では集会など多目的に使用するために不燃材を使用した防火対策と耐震性向上のための工事を行いました。
本工事においては建物の歴史を活かすため、瓦・外壁・内装に至るまですべて一時的に取り外し、耐震補強工事の完了後に元通りに復元する工事となりました。

古い資材の数々を適正に保存する事や解体前と同じように取り付ける工事が難しく、工事監督と職人たちの腕の見せ所です。

大正ロマンを想わせる玄関まわりや廊下、豪華の装飾の室内など、当時の面影が感じられます。



玄関アプローチはバリアフリーとしました。



談話室、茶会、句会などが行える広縁つきの本格的な和室です。



石川県立美術館広坂別館は「本多の森公園」広坂園地の中にあり、樹齢数百年を数えるシイ、マツなどの樹木が生い茂っています。 ぜひ、近くにお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。