今回は、以前携わった「兼六園時雨亭雨戸改修工事」についてご紹介します。

兼六園の歴史は古く、加賀藩5代藩主・前田綱紀が1676年(延宝4年)に作事所を城内に移動。跡地に蓮池御亭を建築、周辺を作庭したことが兼六園の始まりです。
当時の時雨亭は明治のはじめに取り壊されるまで霞ヶ池から水を引いている噴水の前にあったそうです。
藩政後期頃に時雨亭と呼ばれはじめ、平成12年3月に現在地に再建されました。




 庭側の10畳と8畳、さらにそれに続く御囲は、残されていた当時の平面図により復元した部分です。
今回の改修工事では外周部の雨戸の交換や敷居・鴨居の改修、回転扉の改修などを行いました。単純な改修ではありますが、伝統の技法を用い現物に合わせるように工事する必要があり、非常に高い技術力を求められる工事でした。
この経験を活かし、ほそ川建設は伝統技術の継承を大事にしていきたいと思います。




現在の時雨亭は茶室として一般の方の利用が可能です。
お抹茶や煎茶、茶菓子を楽しみながら美しい庭園風景を堪能してみてはいかがでしょうか。
兼六園へ遊びに行く際は、是非足を運んでみて下さい。




ほそ川建設として、また一つ歴史の深い建物に携わることができてとても嬉しく思います。