金沢学生のまち市民交流館 学生の家(2012年8月竣工)
2012年8月、金沢市から受注した「まちなか学生の家(仮称)」改修工事が無事完工しました。大正5年に建築された歴史建築物の意匠、外観はそのまま残し、耐震性の向上を図りました。一般の方もご覧になることができます。
この建物は、市指定保存建造物の「旧佐野家住宅」を、学生のまちづくり活動の拠点、大学のゼミ、授業などの学習活動の場、金澤町家文化の発信拠点として利用するために改修されました。大正5年に建築された歴史建築物の意匠、外観はそのまま残し、耐震性の向上を図りました。
佐野家住宅は近代における資産家が本宅として自分の嗜好に合わせて建築した点が特徴的で、金沢において大正、昭和の激動の時代を過ごした一資産家の生活を垣間見ることができます。
また、ラブロ片町の真裏に位置し、飲食店ビルや路外駐車場の多い現在の商業地域のまちなみの中で、大正期からその姿をほとんど変えず現在地に建つ規模の大きな近代和風建築であり、表門と築地塀を構え、土蔵を備えた建ちの高いアズマダチの外観は、周辺が藩政期に武士居住地であったことを想像させます。
2012年9月から開館しており、一般の方もご覧になることができます。
☆2014年に第36回「金沢都市美文化賞」を受賞しました!!